原口未緒弁護士に関する懲戒請求「主張書面(1)(2)」

令和2年東綱第362号

被調査人 原口未緒(登録番号 32328)

2020年12月25日

東京弁護士会会長

冨田秀実 殿

主張書面(1)

 2020年11月24日付けの、貴会会員・原口未緒氏に関する「懲戒請求書」に、以下の通り、懲戒請求の理由を追加する。

第1 懲戒請求の対象となる行為

 原口未緒氏は2020年12月24日付けの「弁護士ドットコムニュース」記事「夫が『イブは泊まり仕事』嘘ついて不倫 裏切りの濃厚接触に、妻が向けた怒りの刃」(甲3、https://www.bengo4.com/c_3/n_12209/)において、「妻が浮気をする以外に、夫にダメージを与えられる方法はないのでしょうか。」との問いに対し、「ある日突然、旦那様から家族を取り上げるんです。つまり、別居して、子供たちと会う時間や回数を制限する、という作戦です」と回答した。

第2 原口未緒氏の行為の違法性

 原口未緒氏は、上記の「弁護士ドットコムニュース」の記事で、一方の親が他方の親に報復する際の私的制裁の方法として、子供を略取誘拐して親から引き離す児童虐待行為や、配偶者から子供を引き離す親権侵害を推奨している。

 これは、「未成年者の略取誘拐の禁止」を定めた刑法224条、「児童の父母からの不分離」を定めた児童の権利条約第9条1号、「児童虐待の禁止」を定めた児童虐待の防止等に関する法律第2条3号および3条、「私的制裁の禁止」を定めた憲法31条、「同居と相互の扶助義務」を定めた民法752条などに反する行為を公然と推奨するものであって、極めて不適切である。

なお、未成年者略取及び誘拐罪(刑法224条)は、行為の主体が親権者であるとの理由でその適用が排除されるものではない(甲4 最高裁平成17年12月6日第二小法廷決定)。

 また法務省のHP(甲5 法務省の概要-法務省民事局「離婚を考えている方へ~離婚をするときに考えておくべきこと~親権者」http://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00015.html)の「親権者」について説明するページには、次のように記載されている。

Q3 父母が離婚した後は,子どもはどこで暮らすことになるのですか。

(A)

 親権者は子どもが住む場所を決めることができますので,子どもは親権者と暮らすことになることが多いと考えられます。

 なお,親権は子どもの利益のために行使することとされていますので,親権者であっても,他方の親と子どもとを会わせたくないという理由だけで子どもを連れて転居するといったことをしてはいけません。ただし,相手から身体的・精神的暴力等の被害を受けるおそれがあるなど,子どもの最善の利益に反する場合には,このことは当てはまりません

 これは、他方の親と子どもとを会わせたくないという理由だけで子供を連れて転居する行為が親権侵害であることを説明したものである。

 しかし原口未緒氏は、子供には何の責任もない夫婦の争いにおいて、一方の親が他方の親に報復する手段として、子供を連れて転居し別居することを推奨している。したがって、原口未緒氏の推奨する行為が親権侵害に該当することは明らかである。

第3 結論

原口未緒氏は、2020年11月2日放送のテレビ番組『「任意同行」願えますか?』(読売テレビ・日本テレビ系列で放送)において、離婚時に子供と同居している親が、子供と別居している親から慰謝料や生活費、教育費を多く取る方法を問われ、「(子供と)『会わせるから』とか、会わせるのも、月だいたい1回になっちゃうところを、『2回以上』とか、『いつでも電話できるよ』とか、『お泊りもいいよ』とか、そのあたりぐらいで(お金を)「引き出す」んですよね(苦笑)」と答えた(甲1および2)。このように原口未緒氏が、親の我が子に会いたいという気持ちや、親に会いたいと思う子供の気持ち、そのような子供の気持ちを慮る親の気持ちを利用することにより、相手方から金銭を脅し取った弁護士としての自分の経験を語ったことは、すでに2020年11月24日付け「懲戒請求書」において述べた通りである。

 メディアで違法行為を紹介し、公然と推奨する行為を繰り返している原口未緒氏は、弁護士としては法律知識が不足しているうえ、倫理観も欠如している反社会的な人間である。貴会は早急に、原口未緒氏に懲戒処分を下し、弁護士の綱紀を正すべきである。

以上

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令和2年東綱第362号
被調査人 原口未緒(登録番号 32328)

2021年1月12日

東京弁護士会会長
冨田秀実 殿

主張書面(2)

2020年12月25日付け「主張書面(1)」の「第2」に、以下の主張を追加する。

原口未緒氏は、「弁護士ドットコムニュース」記事(甲3)での発言において、「配偶者を懲らしめる方法」と称して「ある日突然、旦那様から家族を取り上げるんです。つまり、別居して、子供たちと会う時間や回数を制限する、という作戦です」と回答したことは「主張書面(1)」において述べた通りである。
この回答において原口未緒士が薦めた「家族を取り上げる」という行為は、「主張書面(1)」の「第2」に列挙した各法規に違反することに加えて、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」第1条1項に定める「配偶者からの暴力」に該当する暴力行為でもある。このことは、東京都HP「配偶者暴力(DV)とは何ですか?」(甲6)において、「友人・家族との付き合いを制限する行為」が、配偶者に対する精神的暴力(DV)の例として挙げられていることからも明らかである。
原口未緒氏が、2020年11月2日放送のテレビ番組『「任意同行」願えますか?』(読売テレビ・日本テレビ系列で放送)において、配偶者から金銭を得る方法として、子供と会わせることを交換条件に、相手方である配偶者から金銭を恐喝する手口を告白した(甲1および2)ことは、既に2020年11月24日付け「懲戒請求書」において述べた通りである。この発言においても、もしも相手方が原口未緒氏の恐喝に応じなければ、原口未緒氏は相手方と子供の交流を制限することが前提となっている点において、これは原口未緒士の暴力の推奨と幇助の告白である。
そして、原口未緒氏による暴力の推奨は、弁護士報酬を得る目的でなされている点において、より悪質である。原口未緒氏は、自身の事務所のホームページ(「未緒法律事務所」https://mio-law.com/)において、「財産分与・慰謝料・養育費・婚姻費用もしくは解決金を取得」した場合には、固定の着手金とは別に「着手金 3~8% 報酬金 6~16% (税別)」を請求すると明示している(甲7)。原口未緒氏の恐喝は、原口未緒氏の発言(甲1および2)によれば、より多くの養育費等を得る目的で行われているのであって、それによって原口未緒氏はより多くの成功報酬を得ることになる。つまり、原口未緒氏は暴力と恐喝の教唆により違法な弁護士報酬を得ているのである。
原口未緒氏は、弁護士という肩書を隠れ蓑にし、経済的利益を得る目的で、配偶者に対する暴力(DV)や児童虐待を推奨する行為と主張を繰り返している、反社会的勢力であると言える。貴会が早急に原口未緒士に対し、退会命令を行うことを強く求めるものである。

以上

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