ブログ開設の経緯

懲戒請求された萩谷麻衣子氏が

損害賠償を提訴

 

 私は2016年8月に萩谷麻衣子(本名:佐々川麻衣子)弁護士について、東京弁護士会に対して懲戒請求を行いました。萩谷麻衣子氏はTBSなどテレビにもよく出演してしてコメントしている弁護士です。

 この懲戒請求を東京弁護士会は却下し、日本弁護士連合会(日弁連)も棄却しました。現在日弁連において、最終の綱紀審査が行われています。綱紀審査は懲戒請求の最終段階で、これで却下がされれば、それ以上は打つ手がありません。万事休すか、と考えていたところで、2019年9月、損害賠償請求訴訟が萩谷麻衣子氏より私に対して提起されました。「懲戒請求される理由がないのに懲戒請求をされた」というのがその理由です。

 もちろん、当方は十分な理由があると考えるから懲戒請求をしているわけですが、なぜ、懲戒請求の開始から3年経った今、萩谷麻衣子氏が突然、損害賠償請求をする気になったのかはよくわかりません。萩谷麻衣子氏は私の相手方の代理人も2019年10月に突然辞任し、懲戒請求の最終段階となる日弁連綱紀審査が却下されれば、私とはめでたく完全に縁が切れるところでした。しかし、損害賠償によって縁は続き、争いの場は懲戒請求という弁護士会のクローズの場から、損害賠償という裁判のオープンな場に移りました。

 

萩谷麻衣子弁護士の代理人は

懲戒歴を持つ”懲戒のプロ”坂本昌史弁護士

 

 そして萩谷麻衣子氏は、新たに坂本昌史という弁護士を代理人として立ててきました。

 調べると、坂本昌史氏(東京・弁護士法人アーバンフォレスト)はなんと、2005年に受任した債務整理で不正を働き、依頼人に解任されたうえ、依頼人の預り金から金1774万5000円を着服しようとして、2008年7月に東京弁護士会から業務停止3か月の懲戒を受けた経歴がある弁護士でした。業務停止3か月とは、なかなか重い処分です。2018年でいえば、懲戒請求12684件中、業務停止以上の処分はわずか43件で、0.3%の狭き門。坂本昌史氏は、おそらくいったん着服して、懲戒前後に返却はしたのかもしれませんが、1800万円近いお金の着服を企むとは、”剛の者”です。そして懲戒を実際に受けた経験者として”懲戒のプロ”でもあると思われます。萩谷麻衣子氏には、自分の離婚経験を生かして、離婚事件を手掛けていると感じられるところがありましたが、坂本昌史氏も、懲戒を受けた自分の経験を生かして、懲戒請求に対する損害賠償請求の代理人を引き受けているのかもしれません。

 サラリーマンがお金を着服をすれば、社会的に抹殺されますが、坂本昌史氏が事務所やHPを持って今も堂々と仕事をしているところからすると、弁護士はそうではないようです。事務所HPに顔写真がないのが、控えめな印象を与える程度です。そして坂本昌史氏は、茨城県土浦市で障害者向け施設を運営する社会福祉法人俊真会の理事長も務めています。懲戒歴のある人を理事長と頂いている組織は大丈夫なのだろうかと他人事ながら心配になります。高い倫理が求められる社会福祉法人だからなおさらです。

 なお大阪にも坂本昌史という同姓同名の弁護士がいますが、「懲戒処分歴はありません。東京で処分を受けた同姓同名の方とは、全くの無関係です。」とわざわざHPに赤字で記載があります。同姓同名であるがゆえに、懲戒歴があると勘違いされたことがあるのかもしれません。これは少しかわいそうですので、このページでは、懲戒とは何の関係もない大阪の坂本昌史弁護士にはご迷惑が掛からないよう、なるべく「坂本昌史(東京・弁護士法人アーバンフォレスト)」と表記したいと思います。

 

秘密審理が基本の懲戒請求から

原則公開の訴訟へ

 

 話を元に戻しましょう。懲戒請求に対する損害賠償が認められた例としては、最近ではブログ「余命三年時事日記」を発端に特定の弁護士に大量の懲戒請求が行われた件で、懲戒請求を行った者に対して損害賠償が命じられた判決があります。とはいえ、毎年たくさん行われている弁護士に対する懲戒請求に対して、損害賠償請求が行われること自体が珍しいと言えます。ほとんどの懲戒請求は、その審理過程すら一切公開されず、「弁護士の、弁護士による、弁護士のための懲戒審査」のなかで儚く消える運命なのです。弁護士会の判断が適正であったかどうかは、外からはなかなかわからない仕組みになっています。

 しかし幸か不幸か、この懲戒請求は、懲戒請求を受けた萩谷麻衣子氏の意向によって、損害賠償請求という裁判の場で公開されて世に出ることになりました。裁判でなければ、一方的に懲戒請求の内容を公開することには躊躇せざるを得ない面もありますが、萩谷麻衣子氏自身が、裁判というオープンな場での審理を望んでいるのであれば、躊躇をする理由がありません。争点である懲戒請求の内容や経緯を公開することは、今後判決がどちらに転ぶとしても、弁護士の懲戒請求とは何か、弁護士会による懲戒請求審査がどのように機能しているか、どうすれば弁護士の規範を保てるのかといったことを考えるうえで、有益なのではないかと思われます。また私にとっても、懲戒請求というクローズな場で、よくわからない理由で懲戒請求を却下されて終わり、というよりは、訴訟という多くの人の目に触れるオープンな場で、懲戒請求の理由となった行為の内容等について、果たしてこれが弁護士の行為として妥当なものかを多くの人に判断していただくのは、有難いことでもあります。

 そこで今後、法律の素人の視点から、そもそも弁護士の懲戒請求とは何か、私がどのような理由で萩谷麻衣子(本名:佐々川麻衣子)氏に対して懲戒請求を行ったのか、それに対する東京弁護士会や日弁連の判断はどうであったか、そして着服で業務停止3か月の懲戒歴がある坂本昌史氏(東京・弁護士法人アーバンフォレスト)が、損害賠償請求訴訟でどのような主張を行うか、弁護士の懲戒制度にはどのような役割と課題があるか、といったことについて、今後このブログを通じて順次、明らかにしてきたいと思います。また余裕があれば、諸外国での弁護士に対する規制や懲戒制度についても紹介していきたいと考えています。

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