久保英幸弁護士の答弁書への反論

相手を理由なくストーカー呼ばわりした責任を認めない久保英幸弁護士の「答弁書」に対し、以下の通り反論しました。

 

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2020年東綱第 号

懲戒請求者 A

被調査人  久保英幸

 

 

主張書面(1)

 

 

東京弁護士会綱紀委員会 御中

2020年6月9日

懲戒請求者 A

 令和2年5月14日付け被調査人久保英幸「答弁書」に対し、以下の通り反論する。

 

第1 「まがい」という言葉の意味について

1 久保英幸による「まがい」という言葉の意味に関する主張の誤り

久保英幸は、何の根拠もなく突然、懲戒請求者を「ストーカーまがいである」と侮辱したのであるが、この行為について久保英幸は「『まがい』とは、類似しているがそれとは異なる事物や事象をさす用語である」と答弁書で釈明している。すなわち久保英幸は、「懲戒請求者をストーカーとは異なると評しただけであるから、懲戒請求者を侮辱したわけではない」と主張しているのである。

しかしながら「広辞苑」(第六版)によれば、「まがい」の意味は次の通りである。

 

まがい【紛い・擬い】マガヒ

まがい【紛い・擬い】マガヒ

,泙うこと。入りみだれること。まざって区別しにくいこと。万葉集15「黄葉もみちばの散りの――は」

△弔泙困こと。あやまち。過失。祝詞、大殿祭「手の躓足の躓、古語に麻我比と云ふ」

8分けがつかないほどよく似せてあるが劣るもの。まがいもの。また、ほとんどそのものであること。浮世床初「なんの江戸ツ子――めヱ」。「詐欺――の手口」

 

 以上の通り、「まがい」という言葉に「それとは異なる」という意味はなく、久保英幸の「『まがい』とは、それとは異なる事物や事象をさす用語である」との釈明は失当である。

なお、久保英幸は答弁書において、「海かと紛うばかりの大湖」という文例をあげて、「(大湖は海と異なるから)『まがう』には『異なる』という意味がある」などと不可解な釈明をしている。この文例では、「海」と「大湖」というそもそも異なる2つのものを比べて「まがう」(似ている)と述べているだけであり、この用例においても「まがう」という言葉に「異なる」という意味があるわけではない。しかも、この文例における「まがう」は動詞であって、久保英幸が懲戒請求者を評する際に使用した「まがい」という名詞とは品詞が異なる別の単語であることから、そもそも釈明となっていない。

2 「まがい」という言葉の意味

(1)「まがい」とは「ほとんどそのものであること」

 久保英幸が、懲戒請求者を「ストーカーまがいである」と評した際の「まがい」の意味は、上記に引用した広辞苑のの意味である。なぜなら、ゝ擇哭△琉嫐に該当しないことは「ストーカーまがい」という文脈から明白であることに加えて、の用例として挙げられている「詐欺まがいの手口」と久保英幸が使った「ストーカーまがい」は使用法が同じだからである。

の「まがい」の意味としては、広辞苑において2つの意味が挙げられている。一つは「見分けがつかないほどよく似せてあるが劣るもの。まがいもの。」であり、もう一つは「ほとんどそのものであること。」である。

これらの2つの意味のうち、前者の「似せてあるが劣る」の意味は、「ストーカー」に似せる動機が存在しないことが明らかであることから、該当しない。したがって、後者の「ほとんどそのものであること」が、他人を「ストーカーまがい」と評する場合の「まがい」の意味である。

すなわち懲戒請求者を「ストーカーまがい」と評したということは、久保英幸が「懲戒請求者はほとんどストーカーそのものである」と懲戒請求者を誹謗中傷したことを意味する。

(2)「ストーカーまがい」の使用例

 たとえばもし、久保英幸が、他人から何の根拠もなく「久保英幸はストーカーまがいの弁護士である」と評されたら、久保英幸はどのように感じるであろうか。

久保英幸は「『まがい』は『異なる』という意味であるから、他人を「ストーカーまがい」と評しても構わない」と主張しているのだから、久保英幸自身が、他人から何の根拠もなく「久保英幸はストーカーまがいの弁護士である」「久保英幸はほとんどストーカーそのものである」と評されても、久保英幸が「ストーカーとは異なると言われているのだから構わない」とこれを許容しなければならないことになる。本当にそれでよいのか、久保英幸は胸に手を当てて、自分に問うてみたらどうだろうか。

以上のように説明をすれば、久保英幸にも、久保英幸が懲戒請求者を侮辱した事実や、久保英幸が作成した答弁書の釈明内容が、いかに根拠薄弱なものであるかが、理解できるのではないかと思われる。

第2 他人を「ストーカー」と評することの重大性

 久保英幸は答弁書において、「懲戒請求者は文書の言葉尻をとらえて議論を挑むものであり、その主張は事の本質をとらえたものとは言い難い」とも述べている。

 しかし、「ストーカー」は、ストーカー行為等の規制等に関する法律において禁止されている刑法犯罪なのだから、他人を指してストーカーであると評することは、その人間を犯罪者呼ばわりすることと同じである。評された側の人間にとって、それが単なる「言葉尻」で済まされるような問題でないことは明らかである。

 しかも久保英幸は、たとえば何かのはずみなどで思わず「懲戒請求者はストーカーまがいである」などと言葉を発したわけではない。弁護士としての立場で文書を作成し、これに記名押印したうえで、東京弁護士会綱紀委員会という公式機関へ提出した際に、その文書において、懲戒請求者を何の根拠もなく、突然「ほとんどストーカーである」と評したのである。久保英幸が、この文書に記した内容に、責任を負わなければならないことは明らかである。

第3 求釈明

 久保英幸は、「久保英幸は、懲戒請求者が(懲戒請求者の相手方代理人弁護士である)山田浩子にその携帯電話の番号を一度だけたずねたことをストーカーまがいとしたのではない」と主張している。ならば、久保英幸が一体どのような事実を根拠として、懲戒請求者を「ストーカーまがいである」と侮辱したのか、具体的に明らかにするよう求める。

第4 結論

久保英幸が根拠なく、懲戒請求者を「ストーカーまがいである」と評した行為は、意見または論評として正当な範囲を超えて、懲戒請求者の人格に対する攻撃的表現に及んでいると評価すべきものであり、懲戒請求者の名誉を毀損し、懲戒請求者を侮辱し、または懲戒請求者の名誉感情を、社会通念上看過し得ない程度に侵害する、違法行為に該当することは明白である。

久保英幸が自分の行為について一言の謝罪もなく、稚拙な釈明や責任逃れの主張を続けていることは、久保英幸の弁護士として、社会人として不適格であることを改めて証明するものである。綱紀委員会が久保英幸に対し、退会処分を含めて、厳しい処分を行うことを求める。

以上

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